「チガイ」がワカル豆知識(用紙サイズ)【ブログ】

 

用紙のサイズって、意外と分かりづらいですよね。
A4と、B5は比較的よく使うサイズですが、改めて考えてみるとAやらBやら4やら5やら、一体なんの事だ?ってなりがちです。
なりがち…というか、私も印刷に携わるまではよくわかっていませんでした。 

今回はそんな用紙の規格サイズについてご説明を。
簡単に言ってしまえば、日本で一般的に使われる用紙の規格サイズには大きく分けて2種類の系列があるという事なんですね。

それが、AやらBやらって部分です。

A系列の紙と、B系列の紙。
この2種類があるわけです。

ではこの2つの系列の違いは何かといいますと、単純明快、サイズです。

さて、ここで問題です。
ではA系列の紙とB系列の紙ではどちらが大きいのでしょうか?

普段皆様がよく使われるのは、A4とB5、もしくはA3とB4。
これを比べた時にどちらが大きいかというと、B5よりもA4の方が、B4よりもA3の方が大きいですよね。
ややこしいったらないのですが、ここでご説明しなければならないのが、4やら5やら3やらという、系列の後に続いている数字。

A「4」、B「5」というのは、元々大きな紙を小さく断裁していったサイズを表す数字なんです。
用紙が一番大きな状態であるのはA「0」、B「0」。
これを「全紙」といいます。

A判を例にしますと、この全紙(A0)の状態から長辺を1/2に切った大きさがA「1」。(こちらを全紙、「0」を倍判と呼ぶケースもありますが。)
さらにA「1」の長辺を1/2に切った大きさがA「2」。
以下同じように、長辺を1/2にするごとにA「3」、A「4」、A「5」……と数字が増えていくわけです。
もちろん半分に切っていますので、数字が増えるごとに紙は小さくなっていきます。

さて、ここで問題に立ち返ってみましょう。
A系列の紙とB系列の紙ではどちらが大きいのでしょうか?

もうお分かりですね。
答えはB系列の紙。

なぜか。
A4とB5で比べれば確かにA4の方が大きいですが、A系列とB系列でどちらが大きいかというと、A4とB4を比べなければならないわけです。
A4とB4では、B4の方が大きいですよね。

んーーー、ややこしいですね(笑)

ただ、紙のサイズにある「4」や「5」といった数字がこういう意味だよ、ということが分かっていると、実際何か印刷物を作られる時にイメージが湧きやすいのではないかと思い、今回記事にしてみました。

冊子を作るときには大抵サイズは決まっていますので、それほど悩まれないと思うのですが、例えばポスター。
A3じゃ小さいけど、じゃあA2って実際どれくらいのサイズなの?
B3だとどれくらいなの?

名前や数字だけでは具体的にわからないですよね。
そんな時にイメージをつかむには、お手元にあるA4やB5、A3やB4の紙を並べていただければ実際のサイズを目で見る事ができるわけです。

たとえば、A2ならばA4を4枚、もしくはA3を2枚合わせたサイズ。
B3ならばB5を4枚、もしくはB4を2枚合わせたサイズ。

お手元にあるコピー用紙だけで、実際の大きさを大まかに確認していただくことができます。

ちなみに、私たちにはなじみのあるB4やB5など、B系列の用紙。
これって実は、日本・台湾・中国でしか使われていないんですよ。
何でも江戸時代の公用紙だった美濃紙のサイズに由来しているらしいですが。
こんなになじみがあって一般的なのに、ローカルだったんですね。
コンパクトで好きですけどね、B5。

規格サイズを数値で知りたい!
という場合は、弊社ホームページに一覧表をご用意しておりますので、ぜひご活用くださいませ。

http://www.kantop.co.jp/用紙・封筒サイズ

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