天切り松闇がたり 【ブログ】

先日久々に書店に立ち寄った時に、夏に文庫化されていたにも関わらず買い忘れていたこの1冊を買いました。

『天切り松闇がたり 第五巻 ライムライト』
著者:浅田次郎 出版:集英社文庫

じっくり読みたいので本作にはまだ手をつけていませんが、このシリーズは大正から昭和にかけての物語。
老人となった主人公・松蔵が周囲六尺にしか届かないという「闇語り」で語るのは、大正・昭和を駆け抜けた弱きを助け強きをくじく義賊たちの物語。
目細の安吉を親分とする一家は、盗人ではあるけれども人としての筋をキッチリ通す、喝采したくなるほど格好いい大人たち。

時に笑い、時に胸がすき、時に涙する。
元々浅田次郎作品は大好きなのですが、その中でもとても好きなシリーズです。
兄さんたちも、姐さんも、もちろん親分も、本当に本当に恰好いいんです。

浅田次郎がこだわる「本当の江戸弁」の語り口と、時代を駆け抜ける義賊たちの物語。
この江戸弁がまた粋でカッコいい!!
力いっぱいおすすめしたいシリーズです。
機会がありましたら是非!!


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