金曜キネマ Vol.116 『ロッキー』 【横浜印刷会社のスタッフブログ】

映画紹介の週末金曜日。
第116回は『ロッキー』
1977年の1作目公開から2007年のロッキー・ザ・ファイナルに至るまで、6作にわたるご存知「ザ・シルヴェスター・スタローン」なシリーズ作です。


全6作品のあらすじを書くのもなんなのでまとめます。

■STORY
食い詰めボクサーのロッキーが不屈の闘志を見せ、様々な強敵や愛や友情と向き合いながら上り詰めるまでを描いたファイティング・ヒューマンドラマ。
そしてシリーズ後半では、引退してからもそのスピリットを失わずに立ち上がる彼の生き様を見せていく。

 

前回ご紹介した『ブルックリン』が新入社員の皆様に贈る映画ならば、これはいつの間にか「若さっていいよね」と、遠目に見るようになってしまった壮年の社会人の方々にお贈りしたい映画です。

主人公ロッキー・バルボアは、1作目こそ無名の新人ですが、絶頂期・引退・後進の育成…とシリーズを重ねるごとに立場を変えてゆきます。
しかし立場が変わっても、家族のため、友のため、自分のため何度も立ち上がる不屈の男です。

などと言いつつ、私がこのシリーズを初めてみたのは昨年(笑)
昨年『CREED チャンプを継ぐ男』というロッキーのスピンオフ映画が公開されまして、その作品観たさに6作立て続けに観ました。

正直言って、以前はこの手の「熱烈スポーツ男の闘い系映画」にまっっっったく興味がなかったのです。
ロッキーも一生観る事はないと思っていました(笑)

あの曲でトレーニングして、階段昇って両手を上げ、リングインしてボロボロになりながら勝って「エイドリアーーーーン!!!」って叫ぶんでしょ?
どうせ敵が違うだけでシリーズみんなこんな感じでしょ?と、思っていました。

↑観る前の私の『ロッキー』のイメージです(笑)

しかし観てみるとなかなか…。
キャストが歳をとっていき、敵は友になり、無理なく設定も変わり、子供は成長し、別れもある。

何よりも一番好きなのは、ロッキーが無敵のヒーローではないところ。
毎回勝って「エイドリアーーーーン!!!」ではないんです。(←あくまでシリーズを観る前の個人的なイメージです。ロッキーファンの方々、どうぞ怒らないでください・笑)
頑張ったら勝てる。
そんな単純な事を繰り返しているわけではなく、ロッキーは負けるヒーローなんです。
私、シリーズを観ていてびっくりしました。
ロッキーが負けた時。

「負けるのかよ!!!」
と思いました(笑)

しかしそこに至るまでの努力が無駄だったわけではなく、無意味な負けではないのです。
ロッキーには遂げたい思いが、伝えたい思いがあり、たとえ負けてもキッチリそこは押さえているんです。
勝ち続けるヒーローではありませんが、そこには1本筋が通っている。

相方のエイドリアンも絶世の美女であるとか皆の憧れの女性であるとかでもなく友人の妹で、引っ込み思案でビックリするほど地味なペットショップの店員だったり。(超絶地味な女性がシリーズを追うごとにキレイになっていくのでそれも観ていて楽しいです)
エイドリアンを口説くにも、積極的ながらもとても不器用だったり。
成功を手に入れて貧乏を脱出するとすごく浮かれてやたらとお金を浪費したり。
お金の管理を人任せにして痛い目に遭ったり。
ヒーローらしかららぬヒーローではありますが、ロッキーは紛れもなくヒーローなんです!

シリーズの敵の中には笑ってしまいそうな極端な設定の人もいますが、そこは潔く目をつぶりましょう!

いいじゃないですか。
みんなロッキーが立ち上がるのを見たいんですもの。
それは若さゆえではなく、不屈の闘志と、愛と信念ゆえ。
勝つことが全てではなく、たとえ負けても意味のある闘いを彼はしてくれます。

まだ俳優として無名だったスタローン自身が脚本を書いて製作会社に持ち込み、低予算で作られた1作目。
当時世間はこの低予算映画に熱狂し、興業は大成功をおさめました。
スタローンをスターダムに押し上げ、作品としても熱烈なファンが多いこのシリーズ。
本編シリーズとしては最後となる6作目まで、何度も立ち上がるロッキーの姿をみて、若さなんて関係なく様々なことに立ち向かう闘志と勇気をもらおうではありませんか。

シリーズ中にはスタローンの実息が息子役で出演していたり、ロッキーの愛犬バッカスくんも実際に彼が飼っていた犬だったり、低予算の1作目にはギャラ節約のため親類の方々が多く出演していたり…など、スタローンリアルファミリー感も強い作品群となっておりますので、それもまた楽しみの一つになるかもしれません(笑)

ちなみに、ロッキーシリーズを観るきっかけとなった『CREED』。
こちらはロッキーを観た事がある方はご存知であろう、ロッキーの前に最初に立ちはだかる大きな壁にしてその後無二の友となる男、アポロ・クリードの息子を、ロッキーがトレーナーとして育てる映画です。
きっちり枯れたロッキーが観られてなかなか出来の良い作品でしたので、ロッキー好きな方はこちらも是非!

皆さま週末のご予定はお決まりですか?
たまには映画なんて、いかがですか?


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