金曜キネマ Vol.124 『ぼくの名前はズッキーニ』 【横浜印刷会社のスタッフブログ】

不定期連載金曜キネマ。
第124回は『ぼくの名前はズッキーニ』
地域によっては現在も公開中の作品です。


あらすじはちょっと長いですが公式サイトより転載。

■STORY
いつも屋根裏部屋でひとりで絵を描いて遊んでいる少年イカールは、ママと二人暮らし。
パパが“若い雌鳥(女性)”のもとに去ってしまってから、ママはビールを飲んでは怒ってばかり。
ある日、いつものようにビールの缶でタワーを作って遊んでいる時、ママは不慮の事故に遭い、帰らぬ人になってしまう。
事故を担当した警察官のレイモンは、ママがつけた“ズッキーニ”という愛称を大切にしているイカールを不憫に思いながらも、孤児院「フォンテーヌ園」に連れていく。
クラスメイトは、リーダー格のシモン、アメッド、ジュジュブ、アリス、ベアトリスの5人。
入所当日からズッキーニへの手痛い洗礼が始まる。
ズッキーニは「ママのところへ帰りたい」と訴えるが、園長から「それは無理なの。ママはお空に行ったでしょ」と静かに諭される。
ズッキーニの心の傷を知ったシモンは、他の子どもたちもそれぞれに複雑な事情を抱えながら園生活を送っていることを明かす。
そして「皆、同じさ。誰にも愛されていない」とつぶやくのだった。
それ以来、ズッキーニは、心の痛みを共有する友として、シモンたちと打ち解けていく。
そして、園に新しい入園者、カミーユがやってくる。
カミーユはズッキーニと意気投合し、園を照らす太陽なような存在になっていく。
季節はめぐり、冬が到来。
園の子どもたちは、スキー合宿に出かける。
ダンスパーティーや雪合戦で盛り上がる子供たち。
深夜、眠れないズッキーニとカミーユは、こっそり宿を抜け出した。月明かりの銀世界の中、カミーユは言う「ここに来て、あなたに会えてよかった」。
そんなある日、カミーユの叔母が、扶養手当欲しさに姪を引き取ると言い出し、園に乗り込んできた。
「同居するなら死ぬ方がまし」というカミーユに、「絶対行かせないよ」と誓うズッキーニ。
子供たちはある作戦を立てるのだった。

予告編はこちら↓

 

スイス・フランス合作のストップモーションアニメです。
66分と短尺ながらなんだか色々詰まっている作品で、アニメとはいえどちらかというと大人向き。
あらすじを読んでいただければお分かりかと思いますが、様々な事情で親と暮らすことのできない子供たちを描いたちょっとビターな物語なんです。
「都合」で動く大人たち。
「気持ち」で動きたいけれど、上手くいかない世界から取り残された子どもたち。

勝手な大人たちがたくさん出てきます。
もちろん子どもたちの事を大切に思ういい大人たちもでてきます。
そして主役は、愛されたい子どもたち。
彼らの日々と傷つきながらも愛情を求める心、そこから築かれる絆、そして絆が生み出す冒険が66分にギュッと詰め込んであります。
無理やり詰め込んであるのではなく、深いんですよね。
キャラクターたちの表情も、アニメ的な大げささのないセリフ回しも秀逸です。
何気ないセリフも、結構グッときます。

迎える結末はハッピーエンドであると同時にビターエンドでもあり、観終わった後には子どもたちの「その先」に思いを馳せる…深い余韻が残りました。
おススメです。
(※ただ、お子様と一緒に楽しみながら観る作品とはちょっと違いますのであしからず・笑)

皆さま週末のご予定はお決まりですか?
たまには映画なんて、いかがですか?


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