独歩忌【ブログ】

さて、今日は何の日シリーズです(笑)

写真は左から国木田独歩、太宰治、森鷗外。

本日6月23日は国木田独歩が亡くなった日、「独歩忌」。
国木田独歩の代表作というと、『武蔵野』でしょうか。

武蔵野の美しさを9つの章から描いた随筆。

とっかかりはちょっと堅苦しく感じる作品ではありますが、
読み込んでみれば何とも美しい文章、
というか、美しさの表現が多彩で素晴らしい作品です。

日本語の奥深さを感じられる表現。

インターネット上で個人が自由に文章を書き捨てる時代(このブログも含めてですが・笑)、
たまにはこういった練り込まれた文章で日本語の美しさを再認識するのもいいものです。

著作権はとうに切れておりますので、
この時代の文学作品はインターネット上で簡単に読む事ができます。

個人的にはこういった文章は紙の匂いや質感を感じながら、
紙媒体で読みたいところですが、文學への入り口としては、間口が広がっていると言えますね。

ちなみに、独歩は現存する日本最古の女性誌『婦人画報』の創刊者でもあるんですよ。
意外な経歴です。

ところで、忌日といえば、
先週6月19日は太宰治の命日「桜桃忌」でした。
太宰作品には今でも多くのファンがいらっしゃり、
桜桃忌には三鷹の墓所にたくさんのファンの方が訪れるそうです。

実は、太宰のお墓の向かい側には、森鷗外のお墓があります。
墓碑としては本名の「森林太郎」ですので、
気付かれない方もいらっしゃるかもしれませんが。

鷗外を尊敬していた太宰たっての願いで彼の墓は今の場所に建てられたのですが、
この「桜桃忌」の時には、大勢訪れる太宰ファンに
鷗外の墓が踏みつけにされるという切ない状況がままあるようです。

軍医でもあったせいか、しかめっつらの写真が多い鷗外の渋い顔が目に浮かぶようです。

鷗外を尊敬していたが故に建てた墓が、鷗外が踏みつけにされる原因となる……
太宰はあちらの世界でも未だに苦悩しているかもしれませんね(笑)

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