観劇のススメ【ブログ】

趣味で演劇をよく観に行きます。

舞台は敷居が高い…と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
本当に、ただただ笑ったり、泣いたり、感銘を受けたりできるものが数多くあります。
ただドラマや映画と違うのは、同じ演目でもナマモノ故に毎回違うし、
公演を重ねるごとに進化していくのが舞台だというところ。

先日は三谷幸喜さんの舞台、『国民の映画』を拝見。

三谷さんの演出は奇を衒っているわけでもないのに、
ライトや間や音、役者さんのキャラクターなどで
台詞にない様々な事を表現していて、いつも刺激を受けます。

もちろん彼らは「作品」として舞台を作っているので、
「クリエイティブ」という括りであっても
私たちの携わっている所謂「商業印刷」とは視点が違います。

それでもこういう舞台等を観て刺激を受けると、
ただ文字ではなく、色ではなく、複合的な要素で
「絵柄」とは違うものを表現できたら
面白い印刷物ができるのではないかなぁと思ってしまいますね。

お客様にご提案できるアイディアのヒントがないかと
ついつい探してしまう、これは職業病。

職業病と言えば舞台を観に行ってもう一つ発症するものが。

それは、劇場入口で配られる他公演のフライヤー、所謂チラシです。

オーソドックスなもの。
とにかくアイキャッチをメインにした派手なもの。
デザインはオーソドックスでも、写真に力を入れて目を引かせるもの。

まだ制作が決まったばかりの舞台のタイトルと脚本、出演者など
最低限の情報だけを簡易的に1色で刷ってある「速報チラシ」と言われるもの。
簡易的なのにちょっとしたレイアウトや紙の工夫でとても目立つものもあり、勉強になります。

かと思えば、無料で配るチラシにここまで!と驚くほど加工をしてある凝ったものも。

フライヤーは、多い劇場では厚さ1㎝分にもなる分量が配られるのですが、
その中から自分の興味がある公演のものを抜き出して持ち帰ってくるのです。

私の場合は興味があるものプラス、加工やデザイン、発想が面白いものも持ち帰ります。

それだけの量のフライヤー全てに目を通す機会は日常生活では中々ないので、
発症するというより楽しみの一つですね。

ちなみに最近は、不要なフライヤーはロビーで回収してくれる劇場が多くなっていてとても助かります。

劇場もエコに取り組んでいるのですねぇ。

チャンスがあれば普通に映画を観る感覚で行ってみて下さい。
映画よりはお値段張ってしまうのが難点なのですが。

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