印刷四方山話①

私が思う日本で一番有名な印刷会社を教えます。
ちょっと古いですが、松竹映画の「フーテンの寅さん」シリーズに登場する太宰久雄さんが社長役を演じる「あさひ印刷」がそれです。(公開当初は共栄印刷だったんですが・・・)
渥美清さん演じる主人公 車寅次郎 が葛飾柴又の実家に帰ってくると裏庭から必ず茶の間に顔を出すあの「タコ社長」の会社です、シリーズ第1作から登場し、後に工場長になる寅さんの義理の弟 前田吟さん演じる諏訪博が勤める印刷会社は当時、日本一有名な印刷会社だったでしょう。

第1作公開の昭和44年から劇中にチラッと登場する「あさひ印刷」の工場のシーンはその後の印刷技術の進捗を反映して公開毎に新しい機械が導入されていきます、その中のひとつ、昭和60(1985)年8月3日公開のシリーズ第35作「寅次郎恋愛塾」では、マドンナ役の樋口可南子さんが「写植オペレーター」として入社します、(写植についてはまた今度紹介しますね)当時、印刷関連の業界団体だったか機材メーカーだったか忘れましたが、松竹と山田洋次監督に「印刷業界発展のために是非に」と当時としては最新鋭の写植機を登場させ、またまた「あさひ印刷」は有名に?!なったのでした。

その後、印刷技術はバブル経済期を経て目覚しい発展を続けていますが、もし「寅さん」シリーズが現在も続いていたら 葛飾柴又の「あさひ印刷」はITを駆使した会社として登場してたでしょうね、タコ社長がPCなんか使いながら・・・

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